20231206 東京都現代美術館
有給を取って東京都現代美術館に行った。
市原えつこさんのディストピア飯
「げーっ、最悪の未来」と笑い飛ばしたくなるが、だんだんありえる気もしてきて笑えなくなる。そうなったら干し草食べて生きていこう。
やたらヤギを推してくるのだが、これはおそらく市原さんが東京藝大取手キャンパスでヤギに癒されている経験から。将来人間はヤギに屈する。
掃除ロボの戦隊モノ。掃除ロボを屋外に出すと旧にドラマが生まれる不思議。生命を感じる。
花形槙さん。これめちゃくちゃ面白かった。手にカメラをつけてその映像をリアルタイムでVRに映す。すると、その人にとっての目が、手に存在することになる。そうなると挙動もそれに合わせて変容する。正直、これぐらいなら融通が効くのだが、今度は手じゃなくて足先にカメラをつけると、もっと変な挙動になる。簡単な工夫なのに人間の挙動をここまでバラバラにして再構築できることに驚いた。
やんツーさんの重力発電。以前大久保で見た時ときからアップデートしていて、おもりがバイクになってよりメッセージ性が増してた。おもろ。
企画展を身終えて常設展に入ろうとすると、受付の人から、リュックは前で抱えるよう言われた。ガラガラなのに。
おそらくこれは人や作品にぶつかるのを防ぐためではなく、「背中で作品を感じろ」ということなのだと解釈した。背中は前面よりも感覚神経が多く、感覚を研ぎ澄ませというメッセージだ。
なんて粋な計らいなのだと感動した。もちろん従う。
そのあと案内板をみたら英語にだけ「to avoid accidentally touching …」と書かれていた。普通の理由だった。もちろん従ったけど。おわり。