ママタルトの単独ライブ
ママタルトのファンになってから、単独ライブには毎回足を運んでいる。
5月29日、ママタルト第6回単独ライブ『THE FIRST MARCHAN GOMENNE』に行ってきた。
ママタルトの単独ライブのすごいところは、ぶっ通しで10本の漫才をやるというところである。ほかの芸人さんの単独ライブに行ったことが無いので知らなかったが、どうやらこれは異常らしい。当然、出囃子「サザエさん」も10回流れる。うれしい😊
1本目の漫才だけネタバレさせていただくと…
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1本目は彼らが去年のM-1の準々決勝・準決勝・敗者復活戦で披露した漫才「マクドナルド」のセルフパロディであった。
開口一番、大鶴肥満の「風俗に行ってみたいんですよ」で会場が笑いの渦に包まれる。ビッグマックがビッグエッチに置き換えられたこの最低な下ネタ漫才は終始大きな笑いと拍手を起こしていた。なんというか、この二人はフォルムとしゃべり方がちょっとだけキュートなおかげで下ネタが全然きつくなく、むしろCCレモンぐらいのさわやかを伴っていてすごいと思った。これは才能。
オチで二人がビッグエッチの虹を描き暗転した後も、会場では笑いがずっと続いていた。暗転中も笑いが続くのを初めて見た。実際、ファンにとってはそれぐらい面白かった。
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現在、アップリンク吉祥寺では「まーごめ180キロ」という映画が上映されている。大鶴肥満がまーごめをどのように獲得したのかを記したドキュメンタリーである。
私が観に行った回では上映後ママタルトが舞台挨拶に上がり、ひわちゃんが「ママタルトのファンは闇を抱えた人が多く、その証拠に『ママタルトの動画を見て元気が出ました』『つらいけどママタルトのおかげでがんばれる』みたいなコメントが多い」的なことを言っていた。
すごくわかる。でもちょっとちがう。ママタルトの漫才や動画はあまりにもハッピーすぎて、見る側がそこまで闇を抱えていなくとも自然と「元気が出た」「がんばれる」というコメントになってしまうのだ。(もちろん、本当に闇を抱えた人を救う場面もあると思う。)
「目線くれるの?俺のために?うれしい」 (全員に順番に目線をくれるやさしさ)
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今回の単独ライブでも圧倒的なハッピーエナジーを前にただただ元気をもらうのであった。もとからそこそこ元気なのに。圧倒的エナジーである。
www.youtube.comまるでエナジー&スポーツピザを食べたような心地。
公演終了後、中野の飲み屋街の狭い路地を歩き、ラーメン屋を目指した。路地では「キャバクラ・ラウンジ・おっぱいどうですか」と声をかけてくる夜の店のキャッチがたくさんいて面倒だった。私は「キャバクラとラウンジはなにが違うねん。そんでその次のおっぱいで急にIQさがる感じ何やねん」と心の中の檜原洋平を発動させ、無視して歩き続けることに成功した。(もし私が心の中に大鶴肥満を飼っていたらビッグエッチになっているところだった)
箕輪家という家系ラーメンを食べて帰った。いい夜だ。