そんな気の子。

たけのこ、たけのこ。

20210715 Tポイントカード戦争

Tポイントカードが有効期限を迎える。

 

え、待って。Tポイントカードって有効期限とかあるの?と思ったが、僕のTポイントカードはクレジット機能付帯の物で、そのクレジットの有効期限と共にTポイント機能も使えなくなるようだ。そして、これまで一回もクレジット機能を使わなかった人には新しいカードを送らないという通告が来た。そんな。ひどい。僕はクレジット機能なんて要らないのに。そっちが勝手に付けてきたのに。

 

送られてきた手紙には「どうしてもTポイント貯めたかったら自分で新しいTポイントカード作って移行してね❤️」(意訳)と書いてあった。めんどくさ〜。

 

しかし、いまさらTポイントカードって作れるのか?いまや全国民が既に持っているのではないか?調べたところ、インターネット経由でカードを発行できる。ただし500円かかる。馬鹿らしい。Tポイントカードはケチくさく小銭を貯めるための手段なのに、500円も取られるのでは割に合わない。こうなったら何がなんでも無料で作りたい。これは意地だ。たかが500円なのはわかっている。でも、負けた気がするのだ。

 

実店舗であれば無料で作れるようだ。早速近所のファミマへ行く。「あの〜Tポイントカードを作りたいのですが...」ギャル。「あ、すいません。うちTポイントカード置いてないんですよ〜」惨敗。2店舗目。ファミマ。Tポイントカードのパンフレットを発見。しかし、ファミマで作るとクレジット機能がもれなく付いてくるようだ。これでは元の木阿弥。絶対にクレジット機能無しのカードを作りたい。

 

ウェルシアというドラッグストアでも作れるらしい。隣駅まで自転車をかっとばしウェルシアへ。レジが混んでいる。「レジ応援お願いします」のアナウンス。いまここでTポイントカードを作る勇気はない。社会の中で生きるとはそういうことだ。断念。

 

こうなったら本丸、TSUTAYAである。しかし近所のTSUTAYAは軒並みつぶれている。NetflixYouTubeのせいだ。知らんけど。さらにもう一つ隣の駅まで自転車を飛ばす。500円ケチるために僕は何をやっているのか。そんなことは考えない。これは漢の戦いなのだ。

 

TSUTAYAについた。客がほとんどいない。レジのお姉さんに「Tポイントカードを作りたいんですが...」これはなんか正式な感じがするので全然恥ずかしくない。しかし。

 

TSUTAYAでレンタルできるようにしますか?もし不要であれば、ここで作ると110円掛かってしまうのですが、近くのマルエツで作ると無料ですよ。」

 

ええっ。何?TSUTAYAじゃなくてマルエツが正解なの?本当にマルエツマルエツに行ったら今度はファミマに行かされたりしない?本当にマルエツで終わり?というかマルエツならわざわざこんな遠くまで来る必要なかったじゃん。近所にあるじゃん。ああ。Tポイントカードに振り回されている。僕はただTポイントカードを作りたいだけなのに。

 

マルエツ。やはりレジが混んでいる。夕飯時だ。主婦たちに混じってTポイントカードを申請する勇気はない。ここは出直しか。否。サービスカウンターだ!大きいスーパーにはサービスカウンターがある。このマルエツにはあるか?あった!暇そうなおばさん店員がいる!「すいませ〜ん」「...」「すいませ〜ん」「...」届かない!声!たぶん耳が遠い!振り絞れ!「すいません!!!Tポイントカードを作りたいのですが!!!!!」

 

「...あぁ、Tポイントカードね、はいこれ、どうぞ。申し込みはインターネットでやると3日ぐらいで登録できるからね」

 

あっけなくゲット。その場でカードを渡され、続きの申請は自分でインターネットでやるらしい。なんだよあんだけ振り回しておいて最後はネットかよ。でもこれでカードをゲットした。無料で。勝ったのだ。