第4回ターャジス評論
みなさまごきげんよう。ターャジス評論家の堀です。2018年もあっという間に半分が過ぎました。平成最後の夏、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回はターャジス評論 2018年上半期スペシャルです。この半年間でツイッターに投稿された #ターャジスあつめ を評論していきます。
それじゃあ始まるよ〜!
(今回はめちゃくちゃダサい名前の賞と共にお伝えしていきます。受賞された方はぜひ履歴書にお書きください。)
未来感高めで賞
手前の乗り物はなんですか。かっこよすぎますね。正直言ってターャジスよりかっこいいです。一方奥のターャジス。疾走感では負けていません。いまを駆け抜けるターャジスと、未来感のあるかっこいい乗り物のコラボ。いきなりポイント高めの8点です。「未来感高めで賞」の受賞おめでとうございます。
側面ボコボコで賞
銀色の部分ボコボコですね。今まで見たターャジスで一番ボコボコ。このターャジスは雨の日も風の日もアラレの日も休まず走り続けたのですね。車体に刻まれるターャジスの苦労の証。トラック界の勲章ですね。「側面ボコボコで賞」おめでとうございます。8点差し上げます。
鳴かぬなら鳴くまで待つで賞
「旨い馬なら」というあまりにも普通すぎるダジャレはさておき、ターャジス上部に張り付いたような「家康」の文字に注目です。こちらは東京でよく目撃される「くらいめ京東」ですが、もともとターャジスの発祥は愛知。そう、三河の国。そしてこの写真の家康。そういうことです。わかりますか?この言葉の意味が。家康が愛知で生まれ江戸に幕府を築いたのと同様、ターャジスも愛知で生まれトーキョーで天下を取っているのです。ハラキリ、フジヤマ、ターャジス!羽ばたけ日本のターャジス!!8点になります。受賞おめでとうございます。
インバウンドで賞
羽ばたいてます。完全に羽ばたいてます。爆買い中国人の集う免税店の前に佇むターャジス。さすが、わかっていますね。いまやターャジスはグローバルスタンダード。今作品はその証左とも言えましょう。「インバウンドで賞」の受賞おめでとうございます。
撮り方かっこいいで賞
撮り方が恐ろしくかっこいいですね。地面にしゃがんで撮られたのでしょうか。普通、ターャジスが停車しているのは細い路地や狭い駐車場であることが多いため、このように十分に構図を計算して撮ることは非常に難しいのですが、今作品は見事にそれを実現しています。それだけ、ターャジス自身が撮影者に心を許しているとも言えます。サッカーが上手くなるにはボールと友達になることから。良きターャジスト(ターャジスを撮る人のこと)になるにはターャジスと仲良くなることから。ターャジスとの友情が高く評価され受賞に至りました。おめでとうございます。こちら8点獲得です。
高架下かっこいいで賞
高架下はすべてのものをワイルドに見せます。品行方正で名高いターャジスもかなりワイルドに見えます。あえて造作のない感じに撮影しているところも評価ポイントです。隙間から光が差し込んでいるところも神々しくてよいですね。一見なにも考えてないように見えて、実はかなり計算されているテクニカルな作品。8点です。
ガスト生えてるで賞
ガストが生えてますね!!!どう見ても生えてます。ガストの看板とターャジスが平行になってます。遠近法のやつですね。分かります。それぞれの直線が1点で交わるやつ。こちらもかなりテクニカルな作品。8点です。おめでとうございます。
アルマーニで賞
アルマーニとターャジス。語感の心地よさで言えばどちらも同じレベルです。声に出して読みたい言葉。ターャジスと、アルマーニ。今作品はそのようなメインテーマだけでなく、全体が緑を基調としていて落ち着いた雰囲気を醸し出しているというギミックも見られます。キャンパス全体の統一感が素晴らしい。こちら8点になります。受賞おめでとうございます。
ドライバー写ってるで賞
ドライバーが写っています。ドライバーが、スマートフォンで、何かを調べています。ああ覗きたい。何を調べているんでしょうか。あの画面を覗きたいですね。ターャジスに関する貴重な情報がスマートフォンに映し出されていることでしょう。気になりますね。想像力を掻き立てる意欲作。ただしスジャータなので0点です。
アイスボーイターャジスで賞
出ましたね。アイスボーイターャジス。実は私も過去に1度だけ見かけたことがあります。
帰省ターャジス来た #ターャジスあつめ pic.twitter.com/g6Q6ZwsK73
— ほり (@horicun) December 30, 2017
ターャジスを集め始めて2年になりますが、アイスボーイターャジスはこれが2作品目です。かなりレアですね。受賞おめでとうございます。
ベストターャジスト発表!
さて、今回もかなり多くの力作が出揃いました。
栄誉あるベストターャジスト賞に輝くのは誰でしょうか?!
じゃかじゃかじゃかじゃか
じゃかじゃかじゃかじゃか
じゃーーーん!!!!
エントリーNo. 1、未来感高めのターャジス!!!!
いやー素晴らしい。今回はかなりの接戦でしたが、こちらの作品はずば抜けて洗練された構図、色彩感覚、そしてスピード感。すべてが完璧です。時の流れを1枚の写真で表現するには実はかなり高度な技術が必要なのですが、こちらの作品はそれを自然にやってのけてます。ターャジス業界もついにここまで来たかと、嬉しくもあり、同時に恐ろしくもあります。それだけ高みに登って来たと言えましょう。
総評
ターャジス評論は今回が4回目となりますが、過去記事が2回ほどデイリーポータルZで紹介されたこともあり、少しずつエントリー数が増えてきたように感じます。そのことがターャジス界の全体レベルを底上げするかのように、今大会はかなりクオリティの高い作品が多く見受けられました。これからもターャジス業界発展のために皆様には引き続きTW活動(ターャジス・ウォッチング活動)を進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。
Q&Aコーナー
さて、皆さんお待ちかねのQ&Aコーナーがやって来ました。
Q、なんでいつも8点なの?
A、そのような意図はございません。当協会ではTSC(ターャジス・スタンダード・クライテリア)に則り、エントリーされた全ての作品をターャジスライセンス1級取得者が0〜10点で評価しています。
Q、点数を貯めると何があるの?
A、1000点でマスターターャジスト、3000点でプロフェッショナルターャジストの称号が得られます。
Q、 ターャジスって何?
A、 誰も知りません。
ターャジス評論では、みなさまからのターャジス写真を募集しております。
Twitterにて #ターャジスあつめ というタグと共にご投稿ください。
優秀な作品は当ブログで紹介させていただきます。
#ターャジスあつめ pic.twitter.com/29vAh0QKPD
— ほり (@horicun) November 29, 2016
それでは、また半年後にお会いしましょう。さよなら。