そんな気の子。

たけのこ、たけのこ。

20210428 マンボウ

禁酒法Wikipediaの記事を読んだ。

 

ja.m.wikipedia.org

 

 

禁酒法が施行されると、アルコールの製造、販売と輸送は違法となった。だが、ニューヨーク市を例に取っても1万5千もの酒場が、禁酒法以降は3万2千もの「もぐり酒場」を生む事になり、酒が飲まれた量も、禁酒法以前の10パーセントも増加している。飲酒運転の摘発も、禁酒法施行後(1920年)の1年間に比べ、1927年には467パーセントの増加になっている。

 

禁酒法が施行されるとかえって飲酒量が増えてるし飲酒運転も増えているのが面白い。

 

アル・カポネとその敵対者バグズ・モランなど、シカゴ市の最も悪名高いギャングの多くは、違法なアルコールの売り上げを通して、何百万米ドルもの大金を稼いだ。窃盗殺人を含む犯罪の多くは、シカゴや、その他の禁酒法に関係する犯罪と関わっていた

 

治安もどんどん悪くなっている。

 

趣味嗜好が禁止されると、闇の世界でそれらが叶えられるようになり、そっちにお金が流れていくのか。全裸監督でも無修正ビデオが闇に出回る場面があった。今もこっそりお酒を飲める店が東京のどこかにあるに違いない。メニュー表に載ってない裏メニューを頼むのだ。

 

星新一ショートショートで、強盗をしてしまった主人公が罪の意識から精神科医に打ち明けたところ、あるバーで「青いモグラ」というカクテルを注文するように言われ、注文したら隠れ家に通されるという話があった。これだ。アンダーグラウンドだ。(ちなみにその話のオチは、隠れ家が新しい試みの刑務所だったというもの)

 

そういえば、アル・カポネといえば、ちょうどこの間映画館で観た。

 

capone-movie.com

 

かつてギャングとして名を馳せたアルカポネの晩年。認知症でどんどん衰弱していく様子が描かれていた。夢か現実かわからないシーンがリアルだった。いい映画だ。