そんな気の子。

たけのこ、たけのこ。

カレンダー

カレンダーの5/1のところに「ガリつくる」とあった。

 

「あった」というと誰かが書いたように聞こえるが、書いたのは過去の私だ。半年前ぐらいの私。正直まったく覚えていないのだが、ある日 妻とお寿司を食べていたときに「ガリを作りたい」という流れになり、新生姜の時期は5月ごろなのでそれまでに忘れないようにカレンダーに記録したらしい。妻がめちゃめちゃ覚えていた。たすかる。

 

ガリの作り方であるが、生姜をスライスして液に漬ければ良いようだ。スーパーではそれ専用の液が売られていた。びっくりした。つまりガリ作りはスーパーが想定する消費者の行為ということだ。ガリ作りは暇を持て余した人間の行き着くハイパーアブノーマル行為だと思っていたのだが、実際には全く逆でポピュラーな嗜みだったのだ。

 

包丁で生姜の皮を剥き、スライスし、熱湯で1分間煮込む。ザルに入れ水にさっと通し、例の液に漬ける。

 

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これを2〜3日冷やして待つ。

 

なんというか、儀式感がある。漬け物を作る行為には儀式感があると思っていたが「待つ」という工程のせいかもしれない。我々は何もしていないのに待っている間に勝手に漬け物が出来上がっていく。(実際には酵素や微生物が作用している。)

 

君の名は。」に出てくる口かみ酒はもろ儀式だったが、あれもその後の放置の工程が神聖さを醸し出しているのかもしれない。いや全然違うのかもしれないです。私がいま思いついただけなので。

 

カレンダーの5/1のところにはもう一個書かれていて「玄蕃蔵醤油」とある。これは去年の9月にラジオで安住さんが言っていたやつ。玄蕃蔵醤油というとてもおいしい醤油の予約が例年5月から始まるのだ。楽しみー。